筋膜とは、タンパク質でできた白っぽい薄い膜で筋肉を包み込んでいます。さらに筋肉だけを包み込む膜ではなく骨、内臓、血管、神経などあらゆる器官を包み込みそれぞれの器官の適正な位置を維持するために支えています。それは例えるなら筋膜という名の全身にぴったりフィットしたウエットスーツを身にまとっているようなものです。筋膜は筋肉の表層、深層、さらに内臓を包み込んでいる腹膜に繋がりながら全身に張り巡らされています。そのため内臓筋が硬くなると腹膜から筋膜に影響を及ぼし肩、腰、背中、臀部などの筋肉が硬くなってしまいます。また、骨格筋の筋膜が硬くなる事で内臓筋、腹膜に影響を及ぼすこともあるため、これらは相互関係と言えます。筋膜の役割は「ウエットスーツのように各組織を包み込んで姿勢を保つ」「筋肉や内臓を摩擦から保護する」「筋繊維を支えて力を効率よく伝達する」の3つに大きく分類され、その働きから第二の骨格筋と呼ばれています。
詳しくはこちら
骨盤の形は上が広く下に行くほど狭くなっていて、ちようどハートのような形をしています。女性は妊娠するとリラキシンというホルモンの作用によって、骨盤の特に恥骨の靭帯(恥骨結合)を緩めて出産に備えます。出産時は骨盤の恥骨のところが大きく開いて、赤ちゃんが産道をスムーズ通れるようになります。出産直後の骨盤は開いた恥骨がまだ元に戻っていないので、グラグラの状態です。骨盤が元に戻るのには最低1ヶ月半から2ヶ月かかりますので、この期間は無理をしないことが大切です。
詳しくはこちら
腸腰筋とは、大腰筋(だいようきん)と小腰筋(しょうようきん)腸骨筋の3つから構成される筋肉の総称で、腰から大腿部の付け根にかけ、左右対称に付着しています。背骨と大腿骨をつなぐ腸腰筋や太ももは骨盤の位置を正しく保つ役割を果たす主要な筋肉です。座っている時間が長かったり運動不足が続くと硬くなり、その働きを十分に果たせず、反り腰(骨盤の前傾)や反対に腰に適度な反りがなくフラットになってしまう(骨盤の後傾)を招いてしまい腰痛の原因になってしまうことがあります。
詳しくはこちら
下半身太りや体型の割に下腹部が気になる方。また、食事をすると下腹部が膨れる人は、内臓下垂を疑って下さい。更に、内臓脂肪や腹筋の弱りが関係していることがあり。ここで言う内臓下垂とは、下垂した胃が腸を圧迫して、胃腸が硬くなってしまった状態を指します。胃腸が硬い人は自分でお腹を凹ませる事が困難になります。胃腸が柔らかい人は深呼吸をすると、横隔膜の働きによって胃腸が大きく上下します。ところが下垂して硬くなってしまった内臓は呼吸をしてもわずかしか動きません。これでは、お腹はますます硬くなってしまい血行も悪くなります。ぽっこりお腹は美容だけの問題にとどまらず、健康も損ねているのです。
詳しくはこちら
妊娠中に腰痛を発症する女性は全体の半数近くに上ります。この内3割近くの人は産後も痛みが続き日常生活に支障が出ているというデーターがあります。
腰痛の原因は大きく二つあります。一つは胎児の成長による体重の増加です。特に妊娠後期はお母さんの体重は普段よりも10㎏前後増えるため日常的な動作でも腰に過度な負担がかかりがちです。もう一つは、妊娠によるホルモンの変化です。出産のとき赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように、ホルモンの作用で骨盤の関節や靭帯が緩むため増加した体重を支える力が弱くなり腰痛を主として背中や股関節などの痛みが発症しやすくなります。
妊娠中や産後の腰痛は皆一度は経験するマイナートラブルの一つと捉えられて、我慢してしまう女性が少なくないのが現状です。
詳しくはこちら
〒272-0824
千葉県市川市菅野1-7-26
TEL 047-321-0193